ある日突然、わが子に無視され始めたり、「ウザイ」や「まじでうるさい」などの言葉をかけられれば、パパママはひどく悲しい思いをすると思います。急にやってくる反抗期、今まで元気いっぱいだった子も、物静かでおとなしい子も、反抗期は誰にでも訪れる可能性があります。子どもが反抗期を迎えたら親はどうすればいいのか、反抗期はいつ終わるのかなどをこの記事で解説していきます。
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この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。
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少しでも参考になれば幸いです。
■ 年代別の反抗期
大きく分けて2つ、反抗期には種類があると言われています。以下にて解説します。
①幼児期の第一次反抗期
一般的にイヤイヤ期と言われるこの反抗期は、2歳前後から起こります。自我が芽生え始め、自己主張をするようになります。しかし、感情のコントロールはできないため、欲望の赴くままの行動しか取れません。パパママはここで子どもの感情に振り回されないことがポイントです。子どものイヤイヤに振り回されると次第にイライラしてしまい、子どもに当たってしまう場合もあります。イヤイヤ期は個人差はありますが3~4歳で終わりますので、根気強くいきましょう。
②思春期の第二次反抗期
10歳から15歳、小学校高学年~中学生の思春期に始まる反抗期。反抗期と聞いたら、こちらを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。第二次反抗期が起こる原因は様々です。家庭環境や友人関係、成長期特有のホルモン分泌によるものなど、些細なきっかけで始まる場合もあれば、全く反抗期が来ない子どももいます。一例として、思春期は肉体的な成長が著しく、心は変わっていないが周りの目は変わるため、そのギャップによるストレスが引き金になり、反抗的な態度で感情表現、若しくは、ストレス発散をしてしまうことがあります。
ここからは第二次反抗期について詳しくお話していきます。
■ 反抗期の行動パターン3選
思春期の子どもが取ってしまう行動を3つまとめました。
暴言を言う
大きくなると友達の影響からか、どこからともなく色んな言葉を仕入れてくるのが子どもです。コンプレックスや劣等感を抱く時期でもあり、そんな自分を隠すために強い言葉を使ってしまいがちです。
無視する
思春期は特に何もなくてもイライラしてしまう時期です。筆者も中学生の頃、親に話しかけられると「鬱陶しい」と思っていました。少し放置気味がくらいでちょうどいいです。
言うことを聞かない
親の指示を全くきかない。反抗期の代表例ですね。むしろ反対のことをしたりと親もイライラ。
■ NG行動と対処法
子どもの反抗を見ていると手の施しようが無いように見えますが、逆に特別な対処法などは必要ありません。
やってはいけない親のNG行動とオススメの対処法と共に紹介します。
ー親のNG行動ー
- 過干渉
- ゲームやスマホを没収
- 他人と比べる
- 暴力をふるう
ーオススメの対処法ー
- 子どもに対抗しない (※無視vs無視など)
- 普段は干渉しない、要所で話し合う
- 親自身のストレス発散方法を見つけておく
子どもの嫌がることをするのは逆効果です。イライラが増して余計に嫌われるだけです。
子どもを一人の大人のように扱ってください。心配で声をかけたくなる気持ちは分かりますが、火に油を注ぐようなものです。
イライラの火が収まるまでは待ってあげましょう。
■ 反抗期の終わり
始まりと同様、反抗期は突然終わります。それは中学生になったらかもしれないし、高校に上がったらかもしれませんが、人間の心の移ろいなので流れを読むことはできません。しかし、その意図を読むことはできます。反抗期は子どもの心のSOSです。「漠然とイライラしてしまう」「悩みがあるけれど誰にも言えない」。そういった行き場のないモヤモヤを親にぶつけてしまうのです。これは逆に考えれば、親にならぶつけても大丈夫だという信頼の裏返しでもあります。
反抗期はつらいものですが、いつかは必ず終わります。深く悩み過ぎず、首を長くして付き合っていきましょう。
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