大事な試合やセレクションで緊張しない方法を考えるより上手く付き合うことが重要

今回は緊張と上手く付き合っていく方法について書いていこうと思います。練習ではいいプレーができるのに、試合では本来の実力を発揮できない選手がいます。また、とても大切な公式戦やトレセンの選考会などサッカーをしていると緊張する場面が多く存在します。やはり、「本番に強い」と言われる、ここぞという場面で力を発揮できる選手になりたいと誰もが思っています。本番に強くなることは、サッカーに必要な能力です。

しかし、この課題はなかなか乗り越えることが出来ていないことが多いです。

サッカー選手にとって大きな課題と考え、真剣に取り組むことをおすすめします。

この記事は、兵庫県宝塚市・伊丹市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブのスタッフが経験と独自調査をもとに記事を書いています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ 誰でも緊張はするのか?【緊張しない方法ってあるの?】

まず最初に大前提として

誰でも緊張はする(個人によって差はありますが) 

緊張するのは、自分だけではありません。どんなに上手い選手でも緊張はしているのです。緊張をしない方法を探すことより、誰でも緊張するものということを覚えておきましょう。そして、適度な緊張感は集中を高めパフォーマンスの向上につながります。緊張していないという選手は、虚勢をはっているか、集中していないかのどちらかになります。

緊張は決してネガティブな要素ではないということです  

■ 緊張とうまく付き合う3つの方法

サッカーに特化した緊張と上手く付き合う方法となりますが、大きく3つを紹介したいと思います。

是非、参考にしてみてください。あくまでも緊張しない方法を考えるより緊張とうまく付き合うことが重要であることが前提です。

①チームメイトとの協力

サッカーでは、特に緊張した場合はチームメイトの顔を見たり、喋ることによって緊張を和らげることもできます。ここで大事なことは、一人で抱え込まないことです。チームスポーツだからこそ、仲間と協力して緊張を乗り越えましょう。お互いに励ましあったり、プレーの確認を行うなどポジティブなメンタルの状態を保てる工夫を行いましょう。

②「いつも通り」を増やす

本番で緊張しない為にも普段の練習でどれだけ本番を想定して行っているかです。

例えば、シュート練習で、シュートを打った瞬間に練習が終わってしまう選手をよくみかけます。

  • GKが弾いたら
  • ポストに当たって跳ね返ってきたら
  • そのシュートは試合では必ず詰めに行きますよね。

常に試合を想定してシュート練習を行っていれば、本番も「いつも通り」やれることが増えてきます。練習が上手くなる為に練習を行うのではなく、試合で成功する為に練習を行います。相手がいない練習でも相手を想定したり、試合でありそうな状況を常に個人としてもチームとしても意識して練習を行うことが非常に大切です。「いつも通り」の回数を増やせれば緊張はその分少なくなって行くでしょう。

③失敗した後が大切

緊張の原因として「失敗したらどうしよう」という気持ちが大きいと思います。

まず、サッカーは失敗するスポーツです。

主に足を使って行うスポーツの為にミスは必ず起こります。プロ選手でも失敗はします。失敗をしないことや、失敗を減らすことは勿論大切です。そこを目指して練習するのは間違いありません。ただ、失敗をしてしまった場合の修正力も同じくらい大切です。

例えば、よくある対面パスの練習を行っていた場合、トラップミスが起きた時その後の修正をしなかったり、ゆっくりと修正を行う選手をよく見かけます。コーンを使ってジグザグにドリブルを行うボールタッチの練習を試合では、失敗したとしても相手は待ってくれません。失敗した際に、すぐに修正する癖をつければ試合中に目立った失敗は少なくなります。

■ まとめ

上記のことから、本番前に緊張を和らげることよりも、それまでの練習過程が非常に大切であるということです。本番で力を発揮する為にも、日々の練習から試合やセレクションをイメージして意識を高く取り組んでいきましょう。失敗する事よりも、成功している自分をイメージできるようになりましょう。

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