ふとTVをつけた時に、アナウンサーさんがへんてこなスキップで会場を笑わせているのを観ました。会場は大ウケでしたが、アナウンサーさんは大真面目でした。人がスキップを出来ない姿を見るのは面白いですが、周りから笑われると本人としては少しいやな気持ちになりますよね。子どもだと特に気にしてしまいます。スキップが上手くできない人は、どんな動作をしているのか分かっていない人が多いです。(できる人も、言葉で説明するのは難しいんじゃないでしょうか)
そんなスキップが克服できるようになるシンプルな段階的指導法とスキップができることの恩恵についてをご紹介します。
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この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。
カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。カルディオにどんな先生たちがいるのか知りたい方は、ぜひこちらから確認してみてください。
少しでも参考になれば幸いです。
■ スキップができない人は○○○○が苦手
結論から言うと、スキップができない人は「協調運動」が苦手と言われています。
協調運動とは手と足、目と手などの別々に動く身体機能をまとめて動かす運動のことで、スキップや縄跳び、サッカーなども協調運動に含まれます。テニスや卓球のサーブもそうですね。スキップの場合、両手両足を同時に、別々に動かさなくてはならないため、苦手な人からすると「皆はできているけれど、自分はなぜか出来ない。でも出来ない理由が分からない」となってしまう訳なんです。
■ TVで紹介されたスキップ上達方法
スキップが出来なくて諦めている人も、正しいスキップの動作をひとつずつ知ることできっとできるようになります。
以下に大事な3STEPをまとめました。
- 前を見る
- 「片足上げ→ジャンプ→気を付け」を覚える
- ②の動きをだんだん早くする
① 前を見る
スキップが苦手な人は片足立ちが苦手な人が多いです。その理由は片足立ちの際、足元を見てしまうことで重心がずれ、体のバランスが崩れてしまうからなんです。スキップをする時も下ばかり見ると体勢を崩します。まずは姿勢をよくして、前をしっかり見ましょう。
②「片足上げ→ジャンプ→気を付け」を覚える
タイトル通りのシンプルな動きをまずはひとつずつ覚えましょう。
右足と左手を上げる → ジャンプする → 気を付けの姿勢 → 左足と右手を上げる → ~繰り返し~
この動きのポイントは「気を付け」です。気を付けが出来ないとスキップにならず前のめりに走るような動作になってしまいます。
気を付けで区切りを挟むことが大事になります。
※参考記事
③ ②の動きをだんだん早くする
②ができるようになったら少しずつ動きを早くしていきます。腕をしっかり振るとスピードとジャンプ力も上がります。
後は自然に「気を付け」の時間が減っていけばスキップの完成です。
■ スキップができる=運動神経UP↗
スキップには予備動作の「踏み込み」とジャンプ時の「蹴り上げ」という動きがあります。この動きをマスターできれば、鉄棒の逆上がりやサッカーのシュート、バスケのレイアップなど様々な動きに応用することができます。
何より「スキップができない」→「スキップができる」となれば、運動に対する苦手意識が克服出来たり、達成感からスポーツに興味を持ったりとプラスになる要素が多いです。スキップができないことで周りからの目を意識してしまい、自信を無くしてしまう子どもは意外といます。たかがスキップ、されどスキップ。切り捨てるにはまだ早いです。
■ まとめ
スキップというものは意外と奥が深いものです。
実際に人に言葉で説明しようとしても難しいように、慣れや感覚で出来ている人がほとんどです。この動作は右脳の働きが関わっていると言われており、鍛えることで美的センスやリズム感、創造力を育むことができるとされています。もちろん、それは今スキップができない人も例外ではありません。むしろ、動きをきちんと理解し、行動に移すことは脳をより活性化させます。苦手だからと諦めず、まずは片足立ちから始めてみてはいかがでしょうか。
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