前回は、サッカーが上手くなる子供の共通点vol.1という記事をアップしました。今回はもう一つの共通点について書いていこうと思います。技術を身に付ける上でも、必ず必要になる要素です。しかし、その要素の使い方を知らなければマイナスに働くこともあります。今回は1分程度で読めますのでぜひ一度読んでみてください。
共通点vol1をまだ読んでない人は⇓⇓先に読んでみてください。
この記事は、兵庫県宝塚市・伊丹市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブのスタッフが経験と独自調査をもとに記事を書いています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。
目次
■ サッカーが上手くなる子供に共通する要素②
「負けず嫌い」であることです。
サッカーはやはり勝負です。
- 試合での勝ち負け
- 1対1の勝ち負け
- 味方とのどちらが活躍できたかの勝ち負け
- リフティングの回数
など色々あると思います。
誰かと比べるのではなく、負けたくないという気持ちが根底にあることが大切です。「負けず嫌いになりなさい」と言ってなるものではありません。負けることで悔しいと思うシチュエーションを作っていく必要があります。最近の家庭や学校ではなかなかそのシチュエーションを作ることが難しいと考えています。サッカーというスポーツを通じて、サッカーの中で「勝負」というものが何かという事を知って身に付けてほしいです。
過去にすごく伸びた選手で、1対1のボールキープの練習で、コーチと勝負して目に涙を浮かべる選手がいました。その選手は、上級生のスクールで練習をしているときも負けると泣いていたのをよく覚えています。「相手がコーチだから勝てるわけない」「体の大きさが違うから勝てるわけがない」勝てない理由を探してしまう選手が多い中、どうすれば勝てるのか、もしくは相手が誰であろうと負けたくない気持ちを持つことが大切です。
その選手がメキメキと力を付けたことは皆様も想像できると思います。
■ 負けず嫌いが引き起こすマイナス面
しかし、負けず嫌いがダメな方向に進んでしまうケースもあります。
チームを決めるときに、強そうな選手と同じチームになることを望んだり、チームのメンバーを見て「これ絶対勝てへんやん」という言葉を発してしまったりする選手も少なくありません。客観的に見て「上手い」と言われる選手との勝負を避けてしまう選手もいます。そして意外にも、低学年からこの傾向が見られることが多いです。全体的に素直な低学年年代だからこそ、しっかりと指導してく必要があると思います。
■ 「どうすれば勝てるのか」に変換する
ここで大切なことは、「負けたくない」という気持ちを「どうすれば勝てるか」という気持ちに変換して考える癖をつけることです。体の大きさでは勝てないから、フェイントを使おう早めにシュートを打ちに行こうなど考えるようになります。それが、練習量や工夫につながります。そしてサッカーについて考える脳が育ちます。
なぜ負けたのか、なぜ勝てたのかその答えを自分なりに考えれるようになった時、サッカーの面白さに気づきます。その根底にある、「負けず嫌い」な気持ちを育てて行くことが大切です。また、次は木曜日にブログ更新がありますので皆様お楽しみに。
読んで頂きありがとうございました。
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