宿題をしない子供をやる気にさせる方法

子どもに宿題をさせようと声をかけても生返事ばかり…全然やらなくてイライラしてしまったことはありませんか?感情的にやりなさいと言ってしまうと逆効果です。そこでこの記事では、宿題に対する考え方や親が取ってしまいがちなNG行動についてご紹介します。

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この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。
カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。カルディオにどんな先生たちがいるのか知りたい方は、ぜひこちらから確認してみてください。
少しでも参考になれば幸いです。

■ なぜ宿題をしなければならないのか

そもそも宿題をしなければならない理由を子どもに答えられるでしょうか。私自身、宿題をすることは大の苦手で、親や学校の先生にやらなければならない理由を聞いても「みんなやってるから」「しなければならないから」と要領を得ない返答ばかりでした。子どもとしては、やる理由がわからず、めんどくさい宿題を進んで自分からやろうという気持ちにはなりにくいと思います。ゲームやyoutube、漫画など楽しい誘惑も多いので、宿題は後回しにしてしまいがちです。学校では教えてくれないので、まずは親が、なぜ宿題をしなければならないのかを正しく子どもに伝えなくてはなりません。

■ 宿題の良いところ・悪いところ

それでは宿題をしなければならない具体的な理由を述べていきます。一方で宿題があることで悪影響があるかもしれない部分もお伝えします。

良いところ

知識を定着させる

人間は忘れる生き物です。3日前に食べた夜ご飯をすぐ思い出せない程度に、人は必要な知識とそうでない知識を脳が取捨選択しているからです。では、「どうすれば勉強を脳が必要と判断するのか?」それは、繰り返し学習です。何度も反復して行った作業は脳が必要な知識と判断し、忘れにくくなります。宿題は授業のやり残しや、一度やったものがほとんどのため、繰り返し学習に非常に効果的です。

勉強する習慣がつく

宿題はほぼ毎日出るものなので、自宅学習を習慣づけるのに適切です。帰ってからすぐや夜ごはん前など時間を決めることで習慣化しやすいです。一度習慣になればあとは続けている姿を見守ってあげるだけでOKです。継続は力なり。

悪いところ

勉強嫌いになる

大人でも仕事が終わって、帰ってからまた仕事だとうんざりしますよね。子どもも一緒です。勉強が終わってまた勉強、やらなければ親にも先生にも怒られるとなると、勉強自体を嫌いになってしまう可能性があります。そうなってしまうと本末転倒ですよね。宿題ができたらご褒美を上げるなどの工夫が必要です。

宿題の内容が全員一緒

当たり前ですが一人一人の学習ペースや理解度はバラバラです。しかし、出される宿題の内容はみんな一緒のため、わからない子どもにとって宿題は苦痛でしかありません。逆にわかっている子どもは宿題をやる必要を感じられず、勉強することに不信感を抱く可能性があります。親がしっかり子どもを見てあげて、今何に悩んでいるのかコミュニケーションをとりましょう。

■ 宿題=めんどくさいもの

子どもの頃を思い出してみると、好きで宿題をしている子は稀だったのではないでしょうか。子どもは遊ぶのが大好きなので、学校と寝る以外の時間はすべて遊びたいと思っています。子どもも宿題をしないといけないことは分かっています。しかし、めんどくさいので「あとまわし」にしてしまうのです。大人でさえめんどくさいことを後回しにすることはよくあることではないでしょうか。そこでまずは、「宿題=めんどくさい」という気持ちを子どもと共有してください。同じ目線に立つことで子どもが心を開くきっかけになります。

子どもに宿題をさせたいなら○○してはいけません

宿題をやらせようと色々試してみても、逆効果になってしまうのはよくあること。親が取ってしまいがちなNGな行動を3つご紹介します。

①怒鳴りつける

いつまでたっても宿題をしない子どもにイライラし、怒りをぶつけてしまうのはよくありません。感情的に言っても子どものやる気がなくなるだけです。

②脅迫する

その場の勢いで「宿題しないと○○禁止!」など子どもの好きなものを取り上げてしまう発言は、勉強を嫌いになってしまいかねないので注意が必要です。

③無理やりやらせる

時には有効かもしれませんが、子どもの気持ちを度外視したやり方なので、やる気は続きません。

■ 自分から宿題をするようになる方法

それではどうすれば子どもは自発的に宿題をするようになるのでしょうか。

結論は「習慣にしてしまうこと」です。一度習慣になってしまえば、親が何も言わずとも子どもは勝手に机に向かうようになります。

では、どうすれば習慣にさせられるのか。一例として、親と子どもの間でルールを設けます。

ゲームや漫画が好きな子なら「宿題が終わるまではゲームできない」や、食欲旺盛な子どもなら「宿題が終わらないと夜ごはんを食べれない」といった様に、好きなものに対して期限を付けたルールをつくってあげます。このルールで一番大事なことは、親と子どもの両方が「絶対にルールを守ること」です。宿題が終わるまでご飯なしのルールの場合に、宿題が終わってないけどご飯ができたからと、親がルールを破り、食べさせてしまうことがあると思います。

この時子どもは(宿題終わってなくてもご飯を食べられる)ということを学習します。するとルールの意味はなくなり、子どもは次から宿題をしなくなってしまいます。ですので、親子二人三脚でルールを徹底して守りましょう。子どもだけが頑張るのではなく、親も一緒に寄り添ってあげることで、また違ったアプローチや工夫の方法を見つけられるでしょう。

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