
新型コロナウイルスは中国での発生を機に、私たちの生活を大きく変化させました。
ニュースでその文字を見ない日はなく、2021年1月1日時点で国内感染者数は約24万人となり、世界では8410万人を超えました。
現在も増え続けている新型コロナウイルスの感染、特に子どもについて役に立つ情報をまとめました。
もくじ
- 新型コロナウイルスとは
- 新型コロナウイルスの症状
- 子どもは新型コロナウイルスにかかるのか
- 大人と子ども、症状の違い
- 子どもに症状が出た時の対処法
- 新型コロナウイルスはどうやって拡がるの?
- 新型コロナウイルスの治療法
- 引用文献
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■新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルス感染症とはCOVID-19(coronavirus disease 2019)の略称です。SARS-CoV-2が原因で起こる感染症で、瞬く間に全世界に広がり現在もその感染者数は増え続けています。感染しても軽い症状の人が多いですが、重症化する場合もあります。
■新型コロナウイルスの症状
おもな症状は発熱や咳が出るとされ、重症化すると肺炎や呼吸困難に陥ることが報告されています。他には頭痛、のどの痛み、鼻水に鼻づまり、下痢や嘔吐なども引き起こすことがあります。赤ちゃんの場合だとミルクが飲みづらくなることもあるようです。
■感染しないために
感染防止のためにはマスクの着用や手指消毒はもちろんのこと、「3蜜」を避けることが大切です。「3蜜」とは密閉空間、密集場所、密接場面の3つのことで人が多く集まり、閉じた場所では空気が循環してしまい、空気感染のリスクが高まります。子どもだと特に目や鼻や口を良く触るので気を付けるようにしましょう。あとはソーシャルディスタンスを意識し、不要不急の外出を控えることも肝要です。
■子どもは新型コロナウイルスにかかるのか
かかります。しかし、大人より感染しにくいと言われており、重症化のリスクも大人と比べて低いようです。だから気にしなくていいというわけではなく、無症状感染の場合でも家に帰ってきた際に、家族が感染し第二第三の被害につながる恐れがあります。感染対策は全員が心がけましょう。
■大人と子ども、症状の違い
違いはないようです。
しかし、子どもの方が感染しにくいことと、重症化のリスクが低いことは相違点ですね。
2歳未満の幼児の場合だと、重症化のリスクは子どもよりも高いとされています。十分に注意しましょう。
■子どもに症状が出た時の対処法
もし子どもに新型コロナウイルスに近しい症状が出た場合、もしくは体調不良で新型コロナウイルスの不安がある場合はかかりつけ医か近くの医療機関に電話で相談してください。
コロナウイルス感染者と通常の患者さんが分けられているとは言え、外出する以上感染リスクは0ではありません。
まずはお医者さんに相談し、指示を仰ぎましょう。
■新型コロナウイルスはどうやって拡がるの?
新型コロナウイルスは人から人へ感染します。感染した人が咳やくしゃみをすることでウイルスが空気中に蔓延し、他者の体内に入ることが主な感染経路となっています。
密室などでは空気が循環するため離れた場所にいても感染する場合があります。
居酒屋などの飲食店などに入る際には特に注意が必要です。
本人に自覚がなくても無症状感染の場合もあるため、気付かないうちに人にうつしてしまっている可能性もあります。
またお母さんの母乳からの幼児の感染については、母乳中に感染したという報告はありますが、母親が感染している場合、母乳内にウイルスが侵入するという検査結果は出ていません。
母乳は上げるべきですが、感染症対策は必要でしょう。
■新型コロナウイルスの治療法
現在、新型コロナウイルスに対する抜本的な治療法は見つかっておらず、すべてが対症療法となっています。
ワクチンについては予防接種法改正案が昨年12月2日に成立し、今年の春ごろを目処に一般にも供給される予定ですが、詳細は決まっていません。
いち早く安全なワクチンが国民に行き届き、感染症に怯えることのない世界を取り戻すために、我々に今できる最善を尽くしていきましょう。