子供に対して「怒る」と「叱る」には違いがある【叱ることで信頼関係を築く】

今回は「怒る」と「叱る」の違いをお話していきたいと思います。

我が子のことを考えるあまり、子どもに対してイライラしたり、感情的になってしまったことはありませんか?子どものために言っているから「叱っている」という認識は間違いです。感情的な怒りをぶつけるだけでは子どもの成長は促せません。では、間違ったことをしてしまった子どもに対して「叱る」にはどうすればいいのでしょうか。

この記事は、兵庫県宝塚市・伊丹市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブのスタッフが経験と独自調査をもとに記事を書いています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ 「怒る」と「叱る」の違い

〇「怒る」…イライラなどの怒りの感情を相手に向けてしまうこと。

〇「叱る」…相手を良い方向に導くために注意やアドバイスをする。

怒ると叱るという言葉のニュアンスはよく一緒にされがちですが、並べてみると一目瞭然ですよね。自分を主体に感情を外に発散させることが「怒る」こと。子どもが自分の言ったことを聞かなかったときに、腹を立ててイライラをぶつけてしまうことです。それに対し、「叱る」は相手を主体として、その人のためになる発言をかけてあげること。間違ったことをしてしまわないように、論理的に筋道を立てて説明をすることです。

■ 怒るNGパターン4選

違いは分かりましたが、親と言えど人間、子どもの自由気ままな行動にイライラしてしまうのは仕方ありません。ここでは親が取ってしまいがちなNGな怒り方をご紹介します。

正しい叱り方をしているか、振り返ってみましょう。

①友達や周りに人がいる状況で叱る

一番ダメなのが人前で叱ることです。大人でもいえることですが、大勢の人の前で叱られたりしたら誰でも「恥ずかしい」と感じますよね。すると失敗の反省よりも、恥ずかしさの気持ちが先行してしまい、自信を失います。最悪、子どもの心に傷をつけてしまいかねません。叱るときは必ず1対1の環境を作りましょう。

②兄弟や友達と比較する

「どうしてお兄ちゃんみたいに上手くできないの?」や「○○くんはあんなこともできるのに」といった他人と比較することもNGです。ただ比べて、自分の思っていることを押し付けているだけで何も叱っていませんよね。子どもが傷つくだけなのでやめましょう。正しい叱り方をしているか、振り返ってみましょう。

③別の話をしない

よくあるパターンで、宿題の話で叱っていたはずが、気付けば習い事の話で叱っていたという経験はないでしょうか。話の内容が複数になると結局何を言われているのかわからず、子どもも反省できません。目の前にある問題だけにフォーカスしましょう。正しい叱り方をしているか、振り返ってみましょう。

④人間性の否定

「こんなこともできないなんて、あんたは本当にダメね」という風な言葉を使うのもNGです。

(自分はダメなんだ)と先入観を持ってしまい、自信を無くしてしまいます。

■ 子どもに伝わる「叱り方」

静かな声で諭すように

大きな声で怒鳴ると子どもは委縮してしまい、内容が頭に入らない場合があります。叱るときは落ち着いた口調で、相手の目を見て話しましょう。

短くシンプルに

あまり長々と話してしまうと子どもは何を言われているか分からなくなり、混乱します。簡潔に誤りを指摘してあげましょう。

その場で叱る

時間が過ぎた後で叱っても、子どもは忘れていることがあります。覚えていないことを言われても子どもの心には響きません。

叱りたいことがある場合は、その場で、すぐに叱りましょう。

叱ることは相手のことを思う気持ちから生まれる行動です。その気持ちが強いあまり、時には大きな声で注意してしまったり、どうして分かってくれないんだ、とイライラをぶつけてしまうこともあるでしょう。そんな時は、素直に「謝ること」が大切です。子どもだけでなく、親も失敗はするものです。失敗したらちゃんと謝る。その背中を見て初めて、「ごめんなさい」ができる子どもに育ってゆくのです。

■ 叱ったら褒めることも忘れない

人を成長させるには、褒めることと叱ることの両方が必要だ。2叱ったら8褒めるくらいの気持ちを忘れないようにしよう。

これはパナソニック創業者・松下幸之助氏の言葉です。叱ることについてここまで解説してきましたが、叱っているだけではどんな人間もパンクしてしまいますよね。大切なのは子どもが間違った行いをしていたら正してあげること。そして成功した時や頑張った時にしっかりと褒めてあげることです。

子どもが(僕のために叱ってくれているんだ)と思ってもらえるような信頼関係を築くことができれば、あなたの思いは必ず、子どもの心に届くようになるでしょう。

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この記事を書いた人

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