子どものマイペースな性格は長所かも!?個性を伸ばす親の関わり方

「うちの子、マイペースすぎて学校でうまくやれてないんじゃないか」、「この調子で、大人になってからやっていけるのだろうか」と不安に思うこと、ありますよね。「個性は大事にして、できるだけ子どもの良いところを見てあげたい」と思いながらも、「注意して直させた方がいいのか?」と葛藤している小学生のお母さんはたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
一見短所に思われがちなマイペースな性格は、捉え方と関わり方次第で長所にもなることをご存知でしょうか。

そこで今回は、マイペースな特徴を長所に変える、親の関わり方を4つご紹介します。

実績

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少しでも参考になれば幸いです。

目次

マイペースな子どもだからこその長所とは?

マイペースな性格は一見ネガティブな要素に思えますが、物事の長所短所は裏表の関係であり、捉え方によっては唯一無二の長所となります。

マイペースな子どもだからこその長所には、下記のようなものがあります。

・周囲の環境に左右されない

・判断基準が自分の中にあるため、言動がぶれない

・自分の世界観を持っているため、独創的な意見や作品を作り出せる

・人の目を気にせずのびのびと行動できる

・心が安定している

マイペースな子どもは、基本的に他人からの評価をあまり気にせず、自分と他人と比べたり妬んだりすることが少ない傾向があります。そのため、汚い手を使ってライバルを蹴落とそうと考えたり、他人より優位に立とうとしてマウンティングしたりすることが少なく、「一緒にいると癒される」、「安らぐ」と、仲間内で意外と人気があったりします。

このように、捉え方次第で、マイペースな性格の良い所をたくさん見つけることができます。

マイペースな子どもの特徴を長所に変える、親の関わり方

とはいえ、一見子どもの短所に見える部分を長所と捉えようとするのは難しいですよね。そこで、マイペースな子どもの特徴を長所に変える親の関わり方を4つご紹介します。

1.終了時間や条件を明確に伝える

何か物事を始めるときには、あらかじめそれを終える時間やタイミングを伝えましょう。そうすることで、終了時間が事前に分かるので認識の違いが少なくなり、子どもに事前に心構えを持ってもらうことができるようになります。時間やルールなど、他人と過ごす中で守るべきものはきちんと守るように教えましょう。

2.周りのペースに合わせる必要性を伝える

もしかしたら、子どもは「周りに合わせる必要がある」ということを認識しておらず、腑に落ちていないのかもしれません。一度、なぜ周りに合わせないといけないのかについて、筋道を立てて説明してみてください。理由がわかるだけで、子どもの行動が変わることがあります。

ただ、「他人に流されない」のと「他人を気にしない」のは少し違います。「マイペース」はあくまで、相対的なものであり、絶対的な決まり(法律、集合時間など)を守らないのは「マイペース」とはいえません。「マイペース」と「自己中」をはき違えないように伝えていきましょう。

3. 親が手を貸さずに見守る

子どものマイペースな様子を見ていると、つい「早くして!」と言ってしまいそうになりますよね。しかし、うるさく口を出すと、子どもの自主性が損なわれてしまったり、思った効果がでなくなる可能性があります。子どもが自分でやり遂げる力を育むためにも、グッと我慢して、見守りましょう。

また、「マイペース」とは「自分に合った速度で物事を進めること」であると考えると、「遅い=マイペース」というわけではありません。子どもが自分でやり遂げられるように、スケジュールにはゆとりを持たせるといいかもしれません。

4.子どもの行動を捉え直してみる(リフレーミング)

リフレーミングとは、今の物事の捉え方の枠組みを外し、違う枠組みで見てみることを言います。例えば、ゆっくりでイライラしていたペースに対して、「丁寧にできた」と捉えることです。

同じ物事でも、親側の捉え方の枠組みを変えるだけで、今まで短所に感じていた行動に対する感じ方が変わってきます。前向きに捉えることで、心も穏やかになります。

・まとめ

一見短所に思えるマイペースな性格も、捉え方によって長所に変わります。これは、お母さんの捉え方次第です。子どもには、長所を活かしつつ、時間やルールはしっかり守るように教えていくことで、子どもの個性は残しながらも、社会との調和の心配もなくなるのではないでしょうか。

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