子どもの自己肯定感が低い!その原因と子どもを高める親の言動とは

「いつも自信なさそうにしている。」「新しいことに全くチャレンジしようとしない!」「周りと自分を比べて、自分がうまくいかないことに不貞腐れているのが気になる。」「これってもしかして、自己肯定感が低いから!?」

普段の様子から「うちの子、自己肯定感が低いな」と感じているお母さんは、「どうしてこうなってしまったの?」、「どうしたら子どもの自己肯定感を高められるの?」と頭を抱えておられるのではないでしょうか。

子どもには、自己肯定感が高い状態で、自分に自信を持って積極的に人生を切り拓いてもらいたいですよね。自己肯定感は、成長の過程で育まれると言われています。そのため、子ども時代に受けた教育や、親の接し方に大きく影響を受けることが特徴です。

そこで今回は、子どもの自己肯定感を高める親からのアプローチを3つご紹介します。

この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ 子どもの自己肯定感が低くなる原因とは?

自己肯定感とは、自分自身の価値や存在意義を肯定できる考え方や感覚のことです。この感覚は人それぞれ違っていて、人の性格や育った環境などによって、自己肯定感が高い人もいれば低い人もいます。特に子どもの場合、教育や親の接し方などによって自己肯定感の高さは大きく左右されます。

子どもは、「親が自分をどう見ているのか」という判断基準から、自分自身の価値を決めていく傾向があると考えられています。つまり、「あなたは〇〇ができない」、「あなたは〇〇が上手だね」のような子どもが成長過程で受ける親の言動に大きく左右されます。

また、他の子どもと比較して、自分の子どもに良くない評価をしたり、頭ごなしに子どもの主張を否定することも、子どもの自己肯定感を低くする原因だと考えられます。

その他にも、「親の自己肯定感」も大きく関係しています。親自身の自己肯定感が低いために、ネガティブな感情を抱きやすくなってしまい、自分の子どもを肯定的に捉えられなくなってしまうことが原因となりがちです。

幼少期の子どもは特に、親の不安やストレスの影響を受けやすくなります。自分のことを肯定的に見てもらえない環境では、自己肯定感が育ちにくくなります。

■ 子どもの自己肯定感が低いと感じたら試して欲しい、自信を高める親からのアプローチ

子どもの自己肯定感の高さは、教育や親の接し方に大きく左右されます。その中でも、親から子どもへの声掛けは特に重要です。そこで、親から子どもへの声掛けのポイントを3つご紹介します。

1.子どものありのままを受け止める

子どもを否定するような発言をせず、ありのままの姿を認めることが大切です。子どもが失敗した時も否定や怒ったりせずに、「次にまたチャレンジしてみようよ」と声をかけてあげてみてください。子どものすべてを受け入れるような関わり方は、子どもの前向きな考え方に繋がります。子どもが「あなたはあなたのままで愛されている」という感覚を感じることができる環境を作るようにしましょう。

2.子どもの長所を褒める

子どもの自己肯定感を高める鍵は、子どもの良いところを褒めることです。ですが、子どもの能力や結果だけを褒めるのは良くありません。

能力や結果、才能を褒めるやり方は、「条件付きの愛情」として子どもに伝わってしまい、「〇〇でないと愛されない」という意識を子どもに植え付ける結果になってしまいます。

褒める時は、子どもを一人の人間として尊重するような褒め方が重要です。ポイントとしては、子どもの人格や努力を褒めることを意識してみてください。。人格や努力が褒められると、子どもは取り組みや存在が認められたと感じ、自信につながります。

3.子どもの変化に気づき、その変化を伝える

子どもの過去と今の状態を比べて、「前と比べて、こんなことができるようになったんだね!」とフィードバックの声をかけてみてください。フィードバックとは、あなたが感じたことを、あなたの意見として伝えることです。子どもの成長ペースは一人一人異なるので、周りの子と比べるのではなく、過去の子どもと比較してその子が今どのようになったかをフィードバックしてあげましょう。

子どもは自分の成長を認めてもらえると、満足感が得られるようになります。その結果、子どもは新たな挑戦に対して前向きな気持ちで取り組めるようになっていきます。

■ 子どもの自己肯定感は親の関わりが重要!

このように、子どもの自己肯定感を高めるには、子どもの行動に対して、一方的に叱ったり否定したりせず、子どもの感情をしっかりと受け止めることが大切です。また、結果だけを求めるのではなく、努力したプロセスも観察してフィードバックすることで、お子さんの自己肯定感を高めることができます。

子どもに対して声をかける時、言い方や対応を少し工夫するだけで、子どもの自己肯定感は変化します。子どもの人生をより実りあるものにするためにも、ぜひ日頃からこのような接し方を意識してみてください。

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