我が子に運動神経がないと思った時の注意ポイントを徹底解説!

学校の体育の授業を極端に嫌がる…逆上がりや前回りなどがすんなりできるようにならない…お子さんが運動が苦手で、「もしかして、うちの子は運動神経が悪いんじゃないか?」と悩んでいる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

お子さんが運動が苦手だと、少し心配になってしまいますよね。そこでこの記事では、そもそも運動神経とは何を指しているのかを紹介し、お子さんが運動が少しでも上達するために親が注意したいポイントを心理学的な観点から解説します。

この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ そもそも、運動神経って何を指している?

運動神経とは何かと聞かれると、すぐに答えられないのではないでしょうか。以下では、そもそも運動神経とは何を指しているのかについて解説します。

ご存じかもしれませんが、運動神経という名の神経は存在しません。

人間は脳が出した伝達信号を、神経細胞を経由して筋肉へ伝えることで身体を動かします。つまり、よく運動神経と言われるものの正体は、脳からの信号の伝わりやすさ、伝わり方のことなのです。運動神経が良い人とは、この信号の伝わる速さが速い人のことをいいます。つまり、運動神経を良くするためには、脳からの信号の伝わる速さを鍛えれば良いのです。

小学生のお子さんの運動神経を良くする方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。

小学生の運動神経をよくするには【ゴールデンエイジ期】に注目!

■ 運動神経がない?!運動上達のために親が注意したい接し方のポイント

このように、運動神経とは練習と体の使い方を練習することが大切です。 今できなくても、繰り返しチャレンジすることで、必ず運動能力は向上します。
ですが、一度「運動が苦手!」と思ってしまっているお子さんにとって、繰り返しチャレンジすることそのものが苦痛になってしまうこともあります。そんな時に一番注意したいポイントは「気持ち面」のケアです。
ここでは、心理学的な観点から、運動が苦手なお子さんが運動が上達するために、親が注意したい接し方のポイントを解説します。

レッテルを貼らない

「あなた、運動苦手だもんね」「運動神経が良くないからね」といった、お子さんの運動能力が低いと決めつけるような言葉をお子さんにかけることは控えましょう。他の保護者や大人などへの情報共有といったお子さんに直接言葉をかけていない状況だとしても、お子さんご本人がいる場でこのように伝えることは控える方が良いかと思います。

お子さんはご両親からの言葉で、自己を認識します。「絵を描くのが得意ね」と褒められると、自分は絵が上手なんだというふうに自己を認識し、さらに絵を描くようになります。運動に対してネガティブな言葉を繰り返し使うということは、「あなたは運動ができない」というメッセージをお子さんにかけ続けることになります。

できなくても責めない

運動が上手にできないことを責めると、お子さんは責められたくないという気持ちから、ますます運動に対して消極的になってしまいます。

特に注意したいのは、逆上がりやコマ無し自転車の練習の時などです。
「どうしてできないの!」といったように、できないことを責めてしまうと、さらに苦手意識を強める結果になりかねません。どうしても物事には好き嫌い・得意不得意があるものです。「今は運動が苦手なんだ」ということを受け止め、じっくり根気強く付き合うようにしましょう。

気持ちを受け止める

できないことにチャレンジするのは、ストレスがかかることです。

例え運動ができるようになったとしても、嫌いになってしまっては元も子もありません。できなくて嫌な気持ち、練習するのが辛い気持ちを、親御さんが一度受け止めてあげてください。この時、なんの解決になっていなくても構いません。お子さんの「気持ちを聞いてもらえた」という感覚が大切です。たとえできなかったとしても、弱音を吐いたとしても、気持ちを聞いてもらえるという事実が、子どものチャレンジ精神を育みます。

応援する

苦手なことを克服する道のりは、決して簡単なものではありません。お子さんが挫けず練習し続けるためにも、チャレンジしている姿を応援してあげましょう。少しずつでも、前のお子さんより必ず何かが上達しているはずです。そこを見つけて励ますことで、お子さんの練習するモチベーションを維持することができます。

■ 運動は練習で上達する!成長ポイントを見つけて

運動神経とは、脳が出した伝達信号を筋肉へ伝える速さのことをいいます。

お子さんの運動上達のためには、お子さんに運動神経が悪いというレッテルを貼らず、今は運動が苦手でも責めないことが大切です。練習するのが辛いと感じている時は、その気持ちを一度受け止めてあげましょう。練習を続けていればお子さんは何かが成長しているはずです。成長ポイントを見つけて励ましてあげることがお子さんのモチベーションの維持につながり、運動の上達を早めることができます。

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この記事を書いた人

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