子育てや家事を上手にこなしながら、仕事のキャリアもしっかり積み上げていきたい…
このようなライフスタイルを望む女性は多いのではないでしょうか。そこで今回は、子育てと仕事を両立したいママの悩みをいくつか挙げ、両立するために知っておきたいポイントを5つご紹介します。
■ 子育てと仕事を両立したいママの悩みって？
女性の社会進出が進み、現代ではすっかり夫婦共働きが一般的になりましたよね。
子育てをしながら自分のキャリアを積み上げることを考えた時、予測不能なことが頻繁に起きる育児と仕事を両立する必要があり、ママたちの頭を悩ませることも少なくありません。子育てをしながら働くママの悩みとして、以下のような声がよく聞かれます。
・時間のやりくりが難しい
・子どもの急な体調不良や行事などの都合で仕事に皺寄せがいく
・子どもの急な体調不良や行事などの都合で仕事に皺寄せがいく
・ただでさえ保育園のお迎えで時短勤務なのに、子ども都合で休まねばならず、職場内で気疲れする
・毎日忙しすぎて子どもとゆっくり過ごす時間が取りにくい
このような声を聞いて、フルタイム勤務を諦めかけているママも、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。いろんな意見や体験談がありますが、一番大切なのは「将来振り返った時に、自分が納得できる選択をすること」ではないでしょうか。そのための近道は、自分にあった子育てと仕事のバランスを考えることです。
■ 子育てと仕事を両立するために知っておきたいポイント5選
子育てと仕事のバランスが大事と言われても、どのように考えればいいのかが難しいですよね。
以下では、ご自身にあった子育てと仕事の両立方法を考える時に、注意すると良い点をお伝えします。
1.優先順位をつける
時間は有限なので、1日の間に出来ることは限られています。しなければならないこと、したいことに優先順位をつけるようにしましょう。
仕事と子育てのそれぞれにどれくらいの時間をかけるのかあらかじめ見通しを立て、緊急でやるべきことから順に取り掛かっていくのが、時間を上手に使うコツです。
2.働き方を見直す
仕事と子育ての両立のために、仕事の見直しは有効な手段と言えます。
時短勤務や在宅勤務などを選択することができる仕事に就くと、育児により時間を割けることがあります。
急な予定変更に対応可能なパートタイムや派遣などの働き方も選択肢の一つになるでしょうし、通勤時間の短縮を行うことも有効な手段の一つです。
特に、在宅勤務ができる仕事に就くと、自宅にいながら遠隔で業務を行ったり、仕事の一部を在宅で行うこともできます。
在宅勤務可能な職業として、プログラマやイラストレーター・Webデザイナーなどが有名ですが、最近では企業に雇用された内勤社員がリモートワークで勤務することも多いです。
仕事内容によって、在宅勤務制度が利用できるかどうかは異なりますが、在宅勤務には通勤時間がかからないため、子どもの送り迎えや病気のときの看病にも対応しやすいという長所があります。
在宅勤務制度は会社の規定によって可能かどうか決まっているため、まずは勤務先の規則を確認してみることをお勧めします。
3.家事をラクにする工夫をする
子育てと家事を両立しようとした時、家事を完璧にしようとすると、確実に時間が足りません。
子どもと関わるお母さんに替えはありませんから、できる限り家事を簡略化して時間を捻出することが有効です。
この時、「完璧に家事をしたい」という思いが足枷になることがあります。
自分が許せるラインをあらかじめ考えておき、そのラインギリギリまで楽をすることがお勧めです。
例えば料理や買い物にかける時間を短縮したいなら、ネットスーパーを活用したり、お惣菜や簡単に調理できるキットを買っておくなどの工夫ができます。時間がある週末にまとめて下拵えを済ませて、冷凍しておくのも一つの手です。料理が時短できる家電を使ったり、家事代行を利用することによっても、時間短縮を図ることができるでしょう。
旦那さんとの家事分担を見直すことも良い方法です。
家事や子育ては、すべてママがひとりで担当するという決まりはありません。旦那さんと家事の担当を決め、お互い細かく指示を出さないようにすることで、お互いに気持ちよく作業ができるようにすることがポイントです。家事や育児分担の課題は、夫婦で頻繁に話し合いをすることで、お互いの認識のズレを合わせて解決していきましょう。
4.子育て支援サービスを活用する
仕事が夜遅くまである場合、保育園の延長保育や学童保育を活用するという方法もあります。
最近では、民間事業者が運営する学童もあります。学童時間中に習い事や宿題を終わらせてくれるだけではなく、夕ご飯やお風呂、家の前までの送迎を行ってくれるサービスを実施している学童もあります。
厚生労働省が運営するファミリーサポートセンターの活用もおすすめです。子育ての援助を行う会員と援助を受けたい会員とをマッチングさせる制度で、民間の運営サービスよりも格安でサービス提供を受けることができます。利用には事前に会員登録が必要なので、事前に情報収集しておくと良いでしょう。
5.子どもと真剣に向き合う時間を作る
子育てと仕事を両立しようと考えた時、「時間に追われて子どもと触れ合う時間が少なくなるのではないか」という不安を持つママは多くいらっしゃいます。子どもにとっても、親子で触れ合う時間はとても大切です。毎日必ず子どもとコミュニケーションをとる時間を作ってみてください。忙しくてまとまった時間を取ることが難しい場合でも、コミュニケーションは量より質を重要視しましょう。
スマホを見ながらの1時間より、真剣に遊んでもらった15分の方が、子どもにとっては嬉しいものです。
■子育てと仕事を両立するには、事前準備が大切！
子育てと仕事を両立したいママの悩みを解決するには、まず、将来振り返った時に自分が納得できる選択ができるように、自分にあった子育てと仕事のバランスを考えることが大切です。
物事に優先順位をつけ、家事の簡略化をはかったり、子育て支援サービスを利用して時間を作ったりしながら、子どもと真剣に向き合う時間を作ることで、短くても内容の濃い関わりができます。
事前に自分の働き方や子育てへの価値観を明確にして、それに合わせて準備を進め、時には修正をしながら、自分にとって理想的な子育てと仕事の両立を目指していきましょう。
