中学校に進学して部活が忙しくなったら、部活と勉強が両立できなくなるのでは……?
子どもには何事にも一生懸命に取り組んでほしいとは思いつつも、「文武両道は実現できるものなのか」と不安になること、ありますよね。
そこで今回は、「どうやったら子どもが文武両道になるのか」の悩みを解決できるよう、文武両道な子どもの特徴と、文武両道な子どもを育てるために、親が知っておきたいことをご紹介します。
この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。
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少しでも参考になれば幸いです。
文武両道な子どもの特徴とは?

文武両道といっても色々な捉え方がありますが、この記事では「文武両道=部活と勉強を両立させている」と定義したいと思います。部活と勉強の両立といえば、中学生になったら意識したいことの一つです。
ここでは、部活と勉強を両立させられている「文武両道な子ども」の特徴を3つご紹介します。
1.気持ちの切り替えができる
中学生になって部活が忙しくなってくると、疲れている日や気分が乗らない日など、いろんな日が出てきます。
しかし、部活と勉強を両立させている子どもは、そんな中でも、やるべきことをやるために気持ちを切り替えて、時間を使うことができます。
自分の感情をしっかりコントロールできるため、その場の感情で行動が左右されることはありません。
そのため、日々せねばならない優先順位の高い物事をきちんと実行することができます。
2.自分のキャパシティの限界がわかっている
部活と勉強を両立するとなると、毎日が非常に忙しくなります。
そうなると、自分の体力の限界を把握し、それに合わせた時間の見積りができなければいけません。
文武両道ができている子どもに話を聞くと、スケジュールを自分で管理し、自分の限界に合わせた予定を上手に立てていることが多いです。
限られた時間、自分のキャパシティの中でスケジュールを立てるスキルがキーポイントとなります。
3.いつも目の前のことに真剣に向き合っている
部活と勉強を両立できる子どもは、目の前の機会を無駄にしません。例えば、学校の授業では居眠りすることなく、しっかり話を聞き、その場で内容を理解しようとしています。その場その場で物事に真剣に向き合っているからこそ、時間を無駄にすることなく、少ない時間であってもしっかり有効活用して成果を上げることに繋がっています。
文武両道な子どもに育てたい親が知っておきたいこと

中学生になったから急に部活と勉強を両立できるようになるのかというと、そうではありません。
小学生のうちからの練習が必要です。一方で、その練習を子ども一人で行うことは難しいともいえます。
そこで、中学生になって文武両道できるようになるために親が小学生のうちからできるサポート方法をお伝えします。
1.気持ちを切り替える手伝いをする
時間を決めてやるべきことに取り組む練習をしておく必要がありますが、それができるようになるためには家族の助けが必要になります。子どもが自分でどうしても気持ちを切り替えられない時は、子どもの言い分をしっかり聞いて、気持ちを受け止めてあげることも時には必要です。
2.生活リズムや予定を自分で管理する練習をさせる
勉強と部活の両立を目指すには、自分で自分の予定を管理するスキルが必要不可欠です。
自分で自分の予定を管理できるようになるために、失敗してしまっても大きな影響がない小学生のうちから、少しずつ自分で自分のスケジュールを管理する練習をさせてあげましょう。
3.子どものありのままを見つめる
親の言葉は子どもにとって大きな影響力を持つため、「自分の子どもにはできない」と決めつけないようにしましょう。
親の言葉や態度で、子どものセルフイメージが左右されてしまいます。と子どもの可能性を信じて、まずはチャレンジさせてあげてください。
いきなり文武両道にはならない!少しずつの積み重ねが両立への第一歩

中学生になり、部活と勉強を両立できる文武両道な状態になるには、小学生のうちからの練習が必要ですが、お母さんにもサポートできることがたくさんあります。
失敗しても影響がない小学生のうちに、気持ちの切り替えとスケジュール管理にたくさんチャレンジさせてあげましょう。
最初から全てを完璧にできる子どもはいません。文武両道にも日々の積み重ねが大切です。
お子さんが勉強と部活を両立させて充実した中学生活を送れるよう、ぜひ今のうちから取り組んでみてください。