習慣にしたい!絵本の選び方のポイントやおすすめの読み聞かせ方を紹介

・絵本を読み聞かせようと思ったけど、子どもが動きまわって最後まで読めない!
・どんな本を選べばいいかわからない!

このように、絵本の読み聞かせをやってみたいとは思いながらも、うまくいかなかったり、どんな絵本を選べばいいかがわからなかったり、習慣にするまでにハードルを感じる保護者の方は多くいらっしゃいます。

そこで今回は、これから絵本の読み聞かせ習慣をつけたい幼児を持つお母さんに向けて、絵本の読み聞かせを習慣にするための絵本の選び方のポイントや、おすすめしたい読み聞かせのコツを紹介します。

この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ 絵本を読み聞かせる効果とは?

「絵本の読み聞かせは大切!」「絵本の読み聞かせを習慣に!」こういう言葉はよく耳にしますが、どうしてそんなに大切と言われているのでしょうか。
ここでは、絵本を読み聞かせることによって子どもに期待できる効果を、4つのポイントに分けて解説します。

子どもの地頭を鍛えることができる

日常生活で触れる日本語の言葉の数には限界があります。使える言葉の数を増やすための方法として一番大切なのは「読書習慣」です。
絵本からつながっていく「読書習慣」は学習学習能力を養うためにとても大切で、10歳までにどれだけの本を読んだかが、大人になってからの言語力や理解力に直結すると言われるほどです。
さらに、絵本を読むことで、絵本特有のリズムよく繰り返される音節や、想像力を掻き立てられるような豊かな表現に触れることができます。
幼少期から絵本に親しむことで、音のリズムや表現の豊かさ、多様さを体感し、様々な表現を使えるようになります。

想像力が養われる

絵本は、文章と絵が調和し、世界観を作り上げます。そこにに出てくる登場人物の気持ちを想像したり、物語の続きを空想したり、自分だったらどうするかなど、絵本をきっかけに様々な想像を広げるきっかけになります。
想像力は、将来の円滑な人間関係に非常に役立つ大切なスキルです。
絵本の読み聞かせを習慣化することで、お子さんの想像力を磨くことができます。

集中力が高まる

何かをずっとやり続けることは、子どもにとってはなかなか大変なものです。
一方絵本は、絵とストーリーで子どもたちの注意を惹きつけることができるので、子どもたちが興味関心を持つことができ、無理なく集中する経験を積むことができます。
最初は難しかったとしても、絵本の読み聞かせを習慣にすることで、自然と最後まで聞く集中力が養われていきます。

子どもの気持ちが安定する

絵本の読み聞かせを習慣にすることで、親子のコミュニケーションの時間を取ることができます。
子どもは親からの愛情を感じることができますし、親も忙しい毎日の中で子どもとしっかり向き合う時間を取ることができるため、リラックス効果が期待できます。
絵本を広げて一緒に覗き込み、同じ時間を共有することは、例え5分や10分の短い時間だったとしても、親子の豊かなコミュニケーションの時間であるといえるでしょう。

■ おすすめの絵本の選び方のポイント

では、読み聞かせ習慣をスタートする際、まずどんな絵本を選んだら良いのでしょうか。
絵本の選び方は、お子さんの年齢や絵本への親しみ具合にもよって変わってきますが、ここでは「これから絵本に親しむ3歳児」を想定してポイントをお伝えします。

適度に短い

絵本に慣れていないお子さんだと、最初から長い絵本を準備すると、まだ集中力が最後まで持たないことが多くあります。これは、絵本の読み聞かせ習慣をつける上では挫折の原因になりかねません。
まずは、「少し短いかな?」と思うくらいの薄さの絵本からスタートしてみましょう。
「3歳用」と書いてある絵本を選ぶより、今のお子さんが無理なく楽しめるレベルから始めるのがコツです。

ストーリーがある内容

読み聞かせの効果を最大限得るために、ストーリーのある絵本を選びましょう。
昆虫や電車、動物の図鑑などは、一緒に眺めていてとても楽しいですが、先ほどあげた「読み聞かせの効果」は得にくい傾向があります。
文章を読みながらストーリーを楽しみ、絵で情報補完ができるような絵本がおすすめです。

読んでいてリズムが良い文章

読み聞かせの効果を得るには、美しい日本語の文章を読み聞かせるのが効果的です。
とはいえ、美しい日本語と言われてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。
そこでおすすめなのが、「一度声に出して読んでみること」です。
声に出して音で見ると、リズムよくトントンと読み進められて読んでいて気持ち良い文章というものがあります。このような文章が、美しい日本語と言われるものです。
リズムよく読み進められる文章は、効果的なだけでなく、読み聞かせする大人も読みやすく、楽しい気持ちにさせてくれます。

■絵本を習慣にする方法とおすすめしたい読み聞かせ方のコツ

絵本を準備したら、早速読み聞かせ習慣を始めましょう!
最後に、お母さんに知っておいていただきたい、絵本を習慣にするための方法と読み聞かせのコツを3つお伝えしたいと思います。

毎日同じタイミングで絵本を読むようにする

習慣にするコツは、毎日必ずやることと絵本の読み聞かせをセットにしてしまうことです。
例えば、「寝かしつけ前の10分」などは定番ですね。
他にも、お風呂から上がった後や、ご飯を食べ終わった後などもおすすめです。パパに協力してもらえるようなら、ご飯の準備をしている時にパパに読んでもらうのもいいかもしれません。

子どもの集中力が切れていても読み続ける

長い絵本だと、最初は集中力が切れて、最後まで読み切れないことがあるかもしれません。
この時、子どもが飽きたからといって、途中で終わらないことが大切です。
一見聞いていないように見えても、お母さんの声は必ずお子さんの耳に入っています。どこかに行ってしまったとしても、読み続けましょう。
これを根気強く続けていくと、次第に絵本に集中できるようになってきます。

同じ絵本ばかりせがまれたら成功と思え!

絵本の読み聞かせをしていると、子どもに同じ絵本を何度も読むようにせがまれることがあります。これは非常に良い兆候です。子どもが満足するまで、繰り返し読んであげましょう。
親としては、バランスよくいろいろな本に触れて欲しいと思ってしまいそうですが、子どもは知っていることを繰り返すことに安心感を覚え、そこからたくさんのことを学んでいきます。
「またこればっかり読んで!」と他の本をおすすめするのではなく、「ハマる本が出てきてよかった!」という気持ちで、子どもが満足するまで付き合ってあげていただきたいと思います。

■ 絵本習慣を上手に取り入れて、豊かな時間を手に入れよう!

このように、お子さんにとっても保護者の方にとってもたくさんのメリットがある、絵本習慣。
お子さんが慣れるまではなかなか骨が折れますが、一度ハマってしまえばこちらのもの!「もっと絵本読んで!」と嬉しいリクエストをしてくれるようになること間違いなしです。
慣れないうちは継続するのが大変ですが、「いつか習慣になるよね」と気楽に構えて、一緒に楽しみながら取り組んでいただくことが一番のコツかもしれません。

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この記事を書いた人

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