子どもの幼児教育法とは?その重要性や種類・特徴を解説!

子どもがもうすぐ2歳くらいになるお母さんは、そろそろ幼稚園や習い事を考え始めているのではないでしょうか。ですが、教育に対してアンテナを張っていても、そもそも幼児教育にはどのようなものがあるかわからず、頭を抱えることもありますよね。。そこで今回は、幼児教育はなぜ重要なのかを解説し、幼稚園や保育園などで採用されている幼児教育手法のうち、有名なものを5つご紹介します。

この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブでのパートナーである、完全オンライン学習塾FLAPUPスクールのスタッフが、のべ4,000人以上の生徒指導経験と独自調査の元、解説しています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍し、日々練習に励んでいます。

目次

■ 子どもの幼児教育の重要性とは

幼児教育とは、0歳から6歳までの幼児が生活する場において行われる全ての教育の総称で、幼稚園や保育園だけでなく家庭などのあらゆる場所における教育が含まれています。

幼児教育は、生涯にわたる学習の基礎をつくることや、成長してから学習能力が高まる、いわゆる「後伸び」する力を養うことが重視されています。つまり、子どもたちが人間として生きる力を身につけられるように、人格形成の基礎固めをする役割を担っています。また、幼児教育は小学校受験や中学校受験に向けた知識のみの獲得を先取りするような早期教育とは異なります。

■どんなものがある?子どもの幼児教育法を5つ紹介!

幼児教育と一言で言っても、種類は様々です。そこで今回は、幼稚園や保育園などで採用されている幼児教育手法のうち、有名なものを5つご紹介します。

1.モンテッソーリ教育

モンテッソーリ教育は、「自立していて有能である」、「責任感と他人への思いやりがある」、「生涯学び続ける姿勢を持っている」という特徴を持つ人間を育てることを目的としています。その目的を達成するために、子どもの発達段階ごとに独特な体系をもつ教具が開発され、教育が確立されていったようです。

モンテッソーリ教育は、子どもたちの自発的な活動の繰り返しによる成長を大切にしています。そのため、大人は子どもが自分自身の力を発揮できるような環境を整えて、子どもたちの自発的で自由な活動を促す役割を持っています。

2.シュタイナー教育

シュタイナー教育は、自由な生き方をする人間を育てることを目的としています。「からだ」「こころ」「あたま」のバランスを取ることを重要視しており、学力向上ではなく、人間形成を大切にしています。

シュタイナー教育は、年代にあわせて教育内容を変えていくことで全体のバランスが取れた人間を育成できるとし、人間の成長を7年ずつ3つの成長過程に分類し、発達段階に合わせた教育を行います。0歳から7歳までは、「からだ」を動かす期間とされています。手足をたくさん動かしたり、自然の素材で作ったおもちゃを使ったりするという特徴があります。また、絵本の読み聞かせやテレビを見せることは禁止されており、知的な早期教育も避けられています。

3.レッジョ・エミリア・アプローチ教育

レッジョ・エミリア・アプローチは、子どもの表現能力やコミュニケーション能力、思考力などを養うことを目的としています。子どもたちの意思や個性を尊重し、個々の感性を生かすことが最も重要であるという理念のもと、子どもが体験を通して自分自身で学んでいくようなスタイルの教育が行われます。

レッジョ・エミリア・アプローチのカリキュラムは、子どもの興味や関心にあわせて変化していきます。子どもたちの自主性や自立性を育むために、「プロジェクト活動」「自由な芸術活動」「ドキュメンテーション」という流れで活動が進められたり、身の回りにあるさまざまなものを教材として子どもたちの興味や関心を高める活動を行っています。

4.ヨコミネ式教育法

ヨコミネ式教育法は、「すべての子どもが天才である」、「すべての子どもが天命をうけてこの世に生まれて来たのだから、その天命を最大限に発揮させたい」という理念に基づき、子どもたちが「自ら考え、自ら判断し、自ら行動・実践すること」を目的としています。

子どもの自立を促すスイッチとして、「競争したがる」、「真似したがる」、「少し難しいことをしたがる」、「認められたがる」の4つが重視されています。これらの性質を意識することで、子どもたちのやる気を引き出していくようです。また、読み・書き・計算・体操・音楽を通して「学ぶ力」「心の力」「体の力」の3つを育むことで、子どもたちの可能性を引き出していくという特徴があります。

5.七田式教育法

七田式教育法は心の教育を大切にしています。また、未来を担う子どもたちを、大きな志と奉仕の心を持ち、自らリーダーシップを取れる子どもに育てることを目的としています。そのために、子どもたちが生まれながらに持っている可能性を引き出すことを重視し、認めて褒めるという教育を実践しています。

子どもの脳が発達する0歳から6歳までの乳幼児期に着目して、右脳のトレーニングを積極的に取り入れているのが特徴です。右脳と左脳のバランスを保つトレーニングをすることで、子どもたちの可能性を引き出すとされています。また、「認めて、ほめて、愛して、育てる」という言葉を掲げ、子どもの心の豊かさにも重点をおいた教育が行われています。

■ 幼児教育で、子どもの生きる力の土台を作ろう

このように、子どもたちの可能性を伸ばすため、色々な考えと思いに沿った教育法が存在しています。ご自身の考えに合うものを選び、ご家庭と教室・保育園と連携しながらお子さんの生きる力を育んでいっていただければと思います。

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