小学生に見てほしい!塾講師が教える理科が得意になるアニメ3選

「子どもがYOUTUBEやテレビばかり見ているのが気になる」というお悩みは、小学生の保護者さんから多く寄せられる悩みの一つです。せっかく時間があるなら、少しでも将来の役に立ちそうなことに時間を有意義に使ったらいいのに!とヤキモキしてしまいますよね。

実は、このYOUTUBEやテレビも、使い方によってはお子さんの学習にとってとても大切な機会になることをご存知でしょうか。この記事では、子どもの学力アップにつながるメディアとの関わり方を解説し、特に「小学生に見てほしいアニメ」をピックアップしました。今回は【理科】の内容に特化してお届けしますので、ぜひ参考にされてみてください。

この記事は、兵庫県宝塚市でサッカークラブを運営しているカルディオフットボールクラブのスタッフが解説しています。カルディオは、会員数500名、幼稚園から中学生の子供たちが在籍しています。どんなスタッフがいるのか知りたい方はこちらから確認してみてください。今回は、カルディオスタッフが独自に調査した結果をもとに記事を作成しています。少しでも参考になれば幸いです。

目次

■ 侮れない!子どもの学力アップにつながるアニメの秘密

「うちの子、テレビやアニメ・YOUTUBEばっかり見てて、不安になる。」という保護者様は多いのではないでしょうか。

このような不安の中には、少なからず、「勉強時間を多くとらなければ勉強はできるようにならないのでは」という思いがあるように感じます。ですが、勉強に取り組んでいる時間だけが学力を育てるのかというと、実はそうではありません。

幼少期から、遊びやメディアに触れることを通じて知識の断片を集める作業をしてきた子どもさんとそうでない子どもさんでは、同じ内容を学んでも、その反応に大きな差が出ます。もちろん、知識同士を繋ぎ合わせるために勉強は必要ですが、勉強だけしていれば成績は上がる、というものでもないのです。そういう意味では、「勉強も遊びもちょうどよく両立する」というのが、理想的な状態であると言えます。

よく悪者にされがちな、テレビ・アニメ・YOUTUBEなどのメディアですが、これらもコンテンツを選んで興味深く視聴すれば、子どもたちの学びになるような優秀なコンテンツがたくさんあります。

ぜひこれらの力を借りながら、子どもたちの知識の断片を集める作業を手伝ってあげていただきたいと思います。

■ 小学生に見てほしい、塾講師のおすすめアニメ3選【理科編】

ではここで、現役理系塾講師でありアニメも多く嗜む筆者が、小学生におすすめしたい理科アニメを厳選し、3つお届けします。

子どもさんにとっての内容が充実していることはもちろんですが、ストーリーを楽しむという点でも評価が高い作品ばかりですので、親世代も子どもと一緒になって楽しめること請け合いです。

はたらく細胞

高校生で学ぶ生物の知識が、驚くほど詳しく紹介されている本作。
特に注目なのが、身体の中の自己免疫に関わる細胞をキャラクター化しているところです。
身体の中に細菌が侵入してきたらどのようなプロセスを辿って自己免疫システムが作動するのか?など、高校生物で学ぶ内容がそのままキャラクターによってストーリー化されているので、このアニメをみてストーリーを覚えていれば解けてしまう高校生物の問題があるほどです。
この作品が発表されたのは筆者が塾講師として教え始めてからでしたが、「自分が高校生で生物をしていた時に読みたかった!」と思ったことを覚えています。
塾の生徒さんに理科や生物の授業をする時は、必ず話題にあげるアニメです。

Dr.STONE

「週刊少年ジャンプ」で2017年から2022年まで連載されていた、「サバイバルクラフトアドベンチャー漫画」が原作のアニメ。
ある日突然、地球を覆った謎の光がきっかけで、人類だけが石化してしまう。人間だけがいなくなったことで全ての文明が滅び、地球が再び大自然に包まれた3700年後の未来が舞台となっています。
作中では、暮らしを豊かにするために、自然の中から材料を採集して、それを組み合わせて役立つものをコツコツと作り上げていきます。そのプロセスは、科学の進化の過程そのものです。
製作陣に科学監修の方も加わっているので、本物でリアリティのある科学知識に触れることができます。
ハイレベルなものになると高校生で学ぶような科学知識が披露される本作ですが、一番の特徴は、教科書で学ぶような知識に触れながら、科学本来の魅力である「未知のものを知るワクワクと喜び」や「試行錯誤し何度も挑戦する面白さ」を体験させてくれることだと思います。
かなり本格的な科学知識が出てきますので、小学生の段階でその内容を完璧に理解する必要はありませんが、作中でイキイキと動き回るキャラクターたちと一緒になって「科学にワクワク」することができれば、本作を読む意義は十分にあると感じます。

マリー&ガリー

これはNHK教育テレビ(Eテレ)で2009年より放送されていた本作は、科学が嫌いな女子中学生マリーが、気づいたら不思議な街に迷い込んでしまって・・・から始まるストーリー。
中学受験〜高校受験レベルの理科の内容が、ストーリーの中にライトに登場します。
ガリレオ=ガリレイ、キュリー夫人、ニュートンなど、教科書にも登場する科学者もキャラクターとして登場し、これまたポップに理科の重要知識を会話の中で繰り広げていきます。
この番組を試聴当時、筆者は高校生だったのですが、中学校で習ったフレミングが、ラッパーのキャラクターで登場した時は、笑ってしまいました。
1話5分と短く、ストーリーの流れの中で科学の話題がうまく盛り込まれているので、肩の力を抜いて楽しみながら、気づいたら知識を得ることができます。
理科ができるようになるには、小学校低学年で「これ、聞いたことがある!」をたくさん作ることが大切です。このアニメは、それを叶えてくれる内容だと思います。

■ アニメを活用しながら好奇心を育てよう!

アニメをはじめとするメディアは、バランスよく取り入れることで、後の勉強にもいい影響を及ぼします。

特に理科という科目は、日常の中からどれだけ知識を得てきたかが、後の学びやすさに繋がっていると言っても過言ではありません。

親子の楽しい会話の中で感想などをアウトプットすることで、お子さんの知識が定着していくという側面もありますので、共通の話題作りという意味でも、ぜひお子さんと一緒に視聴されてみてください。

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この記事を書いた人

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