突然ですが、食に興味がない人がいることをご存知ですか?世の中には様々な美味しい料理が溢れていますよね。家族で囲む晩ご飯、夏のバーベキュー、恋人との外食など、季節やシチュエーションに合わせたバリエーションが豊富で年中飽きることなく、私たちは食を楽しむことができます。一方で、「食べることに興味がない」と公言されている方もいらっしゃいます。
有名人だとフィギュアスケートの羽生結弦さんや俳優の本郷奏多さんなどが挙げられます。「食に興味がない」とはどういうことなのか?食べてもらうようになるにはどうすればいいのか?ご紹介していきます。
■ 食に興味がないとは?
「食に興味がない」とはどういうことなのでしょう?朝昼夜とご飯を食べるのが一般的ですが、近年では朝ご飯を食べない人が多いことがニュースに取り上げられています。朝は支度が忙しいから、面倒くさいからといった理由がよく挙げられていますが、「食に興味がない」こともこの理由に通じる部分があります。食に興味がない人の心理状態を4つご紹介します。
①食欲がない
そもそも食べ物を食べたいと思う頻度が少なく、空腹になるから食べているという状態です。食べ始めたらたくさん食べることもありますが、基本的には自発的にこれを食べたい!といった気持ちになることはなく、空腹が満たせたら何でもいいといった考えです。
②食事に時間をかけたくない
もし、毎日3食作ろうとした場合、
この作業を3セットすることになり、これだけの時間と労力を使ってしまうのは、勿体無いと感じてしまいます。それに加えて、咀嚼をすることや食べるという行為自体も面倒と考える人もいます。
③美味しいと感じない
食に興味がない人はそもそも、食事を美味しいと感じていない場合があります。本来は楽しいはずの食事ですが、いくら食べても美味しいと感じることができなければ、食べ物をただただ口の中へ運ぶだけの作業のように感じるようになります。すると次第に食への興味は薄れていき、最終的には食事にたいして無関心になってしまうでしょう。
④生きるために食べる
食に興味のない人は、生きるために食べている人が多いです。「食べなくても生きていけるなら食べない」と言われている芸能人もいます。
例えば俳優の本郷奏多さんは『櫻井・有吉 THE夜会』に出演した際に、「食事っていうのは異物を体内に取り入れる行為」「何も食べないで生きていられるならそれがベスト」と語っています。
ちなみに本郷さんの主食はグミやポテチといったお菓子で、お酒でカロリーを摂っているそうです。
■ 食から興味を失うきっかけ
では、どうして食に興味がない状態になってしまったのでしょうか。興味を失ってしまう可能性として、考えられるきっかけを3つご紹介していきます。
考え方の違い
食べる時間や調理の労力を勿体無いと考え、食に対しても興味がないことから、空腹を満たせるなら何でもいい、という思考になっている。なのでわざわざ遠くの店へ美味しいものを食べに行ったり、有名店の行列に並ぶこともありません。コンビニ弁当で十分だと考える訳です。
食傷
食傷とは、「食べ飽きてしまった」ということです。どれだけ名作と言われる映画でも毎日観ていたらいつかは飽きてしまいますよね。それは食事にも言えることで、食傷になると、「毎日食べる」という食べる行為自体を同じことの繰り返しと捉えてしまい、飽きてしまうのです。
幼少時の家庭環境
食に興味がない人で子供の時の食生活が影響している人は少なくありません。
毎食栄養バランスをしっかり考えられた食事を親に無理やり食べさせられ、食事に対してマイナスなイメージを持っている場合や、今までずっと孤食だった場合、親の作る料理が美味しくない場合などといった、食が苦痛になることがきっかけで食への興味を失ってしまう可能性があります。
幼少期の好き嫌いにどう向き合うのか知りたい人
■ 食に興味がない人との向き合い方
食に興味がないことも、食欲がないことも変なことではないし、悪いことではありません。興味というのは本人の好奇心や考え方なのでそれを他人がどうこう指図するのは間違いです。もし、周りに食に興味のない人がいて、アドバイスをするのであれば、大事なのはしっかりと栄養が取れているかどうか、体調を崩さない食事が出来ているかどうかです。
いくら興味がないからといって、体を壊すようであれば元も子もありません。人間食べなければ生きてはいけないということを教えてあげましょう。もし、食を美味しいと感じて欲しい、興味を持って欲しいと思うなら、その人と一緒に毎日楽しく食事を囲ってみましょう。栄養なんて考えず、あなたが美味しいと感じるものを共有すればいい影響を与えられるでしょう。
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